AE TABI BLOG✈️

カナダで正規学生として大学に通ってる女子👩🏻 #カナダ留学 や #海外旅行 について定番ネタから、ありそうでなかったネタまで、私の経験をもとにシェアしています!

世界一殺人率の高い国ってどんなん?

はろーみなさんこんにちは、aetabiです!

 

今回からはホンジュラスについて書こうと思います。ホンジュラスは世界一殺人率の高い国。ホンジュラス?どこやねんそれ。大多数の方がそう思っていると思います。私も訪れるまでそうでした笑 

f:id:minaho13:20190423080326j:plain

f:id:minaho13:20190423080331j:plain

中米では比較的に大きな国で、カリブ海に面しています。

 

そんなホンジュラスに何しに行ったん?

私は大学に一回、三回生でGlobal Brigadesという学生ボランティアサークルに所属していて、その団体を通じてサークルのメンバーとともに訪れました。(ボランティアの経験談は後日ブログにまとめます。)

 

正直ホンジュラスでは観光らしいことはできませんでした。ボランティア団体が常に現地の警察や自衛隊の人を雇っていて、大きいライフル銃のようなものを常に持ち歩いている人が私たちの護衛として約15人あたり2、3人付いてました。Hondurasは正直ほとんどの日本人が訪れたことない国だと思うし、実際に外務省からLevel2の"不要不急の渡航は止めてください"とホンジュラスに関して記されています。

外務省 海外安全ホームページ

 

 

 

ではなぜHondurasでは犯罪の温床となっているのか?

みなさん中米からの移民集団、キャラバンのニュースを見ましたか?これはソーシャルメディアを通して大きな集団となり、徒歩でより良い生活、人生を夢見て、アメリカへ北上しようとしている団体のことを指します。約4000キロもの道のりを徒歩や、走っている電車に飛び乗ったり、時にはギャングの為に薬物を運ぶ代わりに乗り物に乗せてもらったり、その移動方法は様々で私たちの想像をはるかに超える過酷な道のりです。それは、常に命の危険にさらされているから。

 

ホンジュラスの政治は汚職により、国民へのサポートがままならず、経済ではバナナ共和国というシステムが築き上げられ、第一次産品 (農業、林業、漁業、水産業などの自然界から直接資源を得る産業のことを指す) の輸出のみを頼りに経済が回るシステムを作りました。少数派の支配者が大多数の貧困労働者をまとめて経済的、政治的、軍事的にコントロールをして、寡頭政治 (特定の少数の人が政治の力を握っている形を指す) の体制が築かれ、社会において貧富の格差を大きく生む結果となりました。アメリカはその発展途上国に目をつけ、バナナを生産する会社を設立。その名もUnited Fruit Company、アメリカの農業資本に頼り、広大な農場が建設されて、大規模なバナナの生産が行われました。それに伴い、海外資本を元にインフラが整備され、海外大企業の進出で自国の企業は全く太刀打ちできず、今だにアメリカのいいなりになる従属国という現実に直面しています。

 

そんなホンジュラス人がなぜ母国を離れたいのか?又、離れなければならないのか?

それは仕事の機会、教育の機会に限界を感じる人が多いから。この機会の不足が原因でワールドバンクによると、2016年に66%以上のホンジュラス人が貧困層として数えられ、田舎の方だと5人に1人の計算でextreme poverty (極度の貧困層)であり、彼らは一日US$1.90以下(現在のレートで約212円)で暮らしている現実があります。もちろん日本に比べて物価は安いですが。例えばアボカドは生産地だから一個30~50円ぐらい。200円なんて日本に住んでいると駄菓子屋ぐらいでしかたくさん買えない金額。。。(小学生の頃150円でどんだけ買えるか友達と競ってたな〜しみじみ笑)。実際に私が現地の人に平均月収を聞くと約3.5万円だと言っていました。その方はお医者さんだったし、住む地域、社会の階級によってもものすごく開きの出る数だとおっしゃっていました。

 

次回からは私のボランティアでの体験談とともに私の見たホンジュラスについて記事を書いていきたいと思います。いつも読んでくださってありがとうございます。質問やコメントいつでもお待ちしています!

 

ではaetabiでした!!